南アルプスの仙丈ヶ岳にキリマンジャロメンバーを連れて行ってきました。
北沢峠行きのバスを野呂川出合で下車し、小仙丈沢の出合まで林道を歩きます。
夏休みシーズンなので下の駐車場は激混みでした。何とか駐車できましたが、もうちょっと遅かったらどうだったかな?という感じでした。
北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳と、登山者はたくさん入っているようでしたが、沢から登れば関係ありません。仙丈ヶ岳の稜線に出るまでは完全貸し切りで楽しめました。何て贅沢な事でしょう。
出合で沢装備になって入渓し、最初の堰堤を越えたところ。
日差しも入って水の透き通った感じがよく伝わってきます。キレイな沢だ。
そして30分ちょっとで本日のビバーク適地に到着してしまった。ザックを下ろして快適そうな場所を探す。
よくブログとかに掲載されている芝生の高台になっているポイントは、意外と斜めっていたのでやめました。もうちょっと上に広くて日陰もある場所を見つけ、そこで幕営。
倒木だらけなので薪は∞にてに入りました。
のこぎりで適当なサイズに切りだして使用。
お昼についちゃったので、お昼ご飯のラーメンの後は昼寝したり、早々に宴会を始めたりと、久しぶりののんびりまったり沢登りでした。
夜は焚火をでっかくして楽しみます。キャンプ場じゃぁこんなに炎をでっかくできませんからね。沢登りの醍醐味です。
9時過ぎには就寝。
2日目。
4時に起床して、チリチリと火種が残っているところに薪をくべて再び焚火を復活させる。水をかけてざっと消火してから寝ましたが、火床がしっかりしていれば火種は朝まで生きています。
朝食後、5時半頃に出発。
本日は最初に大滝登攀から始まります。
大きな2段滝で、下段は流線の右側から、上段は左岸から巻きます。
大滝を越えて少しいくとまた大滝。
今度は右岸側にある支流との間のリッジを登って、左の支流の落ち口に抜けます。簡単だけど、落ち口部分だけちょっといやらしいかも。
ロープだします。50mロープで調度くらい。
この後は大きな滝は出てきません。
小滝がたくさんのキレイな沢が続きます。
そして水が涸れると一気に視界が開けて小仙丈カールに飛び出します。
こんなにキレイなツメもなかなか無いでしょう。
最後まで泥が無いキレイな沢で、水が涸れるとガレと草原に突入するので沢靴が汚れませんでした。
カールからは登り易そうなポイントを見つけて稜線に上がります。
稜線に出たところでザックをデポして、頂上までおよそ30分弱。
カール内までは青空も見えていたのですが、頂上に着くころには雲の中になってしまいました。
それでも時折見える景色は絶景でした。
11時に登頂。
13時半のバスに乗りたいので、すぐに下山開始。
2時間ちょっとで北沢峠まで戻れました。
興味がある人は動画をご覧ください。
⇒ https://www.youtube.com/watch?v=emzTtgqn_k8&t=203s