2012年4月1日

オル・ドイニョ・レンガイ山 登山情報

オル・ドイニョ・レンガイ山

マサイ語で”神の山”を意味するオル・ドイニョ・レンガイ。
ケニア、タンザニアの国境近く、キリマンジャロから車でおよそ4~5時間にところに位置し、東アフリカのグレートリフトバレー(大地溝帯)に聳える世界で最もユニークな活火山である。
ナトロカーボナタイト(火成炭酸塩岩)の溶岩を噴出す世界で唯一の活火山であり、火口付近ではその溶岩が絶えず噴出しては固まり、まるで地球上の風景とは思えない異様な景観を作り出している。
ここの溶岩の温度は通常の溶岩の温度よりもかなり低く、およそ半分の510℃ほどである。
粘性が低くまるで水の様に流れる。夜、この溶岩を眺めるとオレンジに輝いて見えるが、日中は灰色の泥が噴出しているように見えます。

オル・ドイニョ・レンガイ登山

5, 6年ほど前の噴火により火山灰が積もり登山が困難になっているようです。
私のギャラリーの頂上付近の写真とは全く違う景色になっているようです。
状態が確認できましたらアップデートします。

登山は午前2時ころ出発なので、前日にベースキャンプに入り仮眠を取っておきます。
頂上で夜明けを迎え、お昼頃には下山できます。
頂上からはメルーとキリマンジャロを雲の向こうに見ることができます。
麓から頂上まではほぼ直登で、急登の連続です。
頂上に近づけば近づくほど急になり、2本の足だけで立つには怖いくらいになります。
この山を踏破するには特に技術はいりませんが、とにかく体力勝負でしょう。

頂上から見るグレートリフトバレー(大地溝帯)の絶壁には、水の流れに侵食された美しい模様が描かれています。

アフリカの大地の裂け目、グレートリフトバレーに聳え、世界でここだけの不思議な活火山、オル・ドイニョ・レンガイ。
1度は挑戦するべき価値のある登山になるはずです。

登山ルート

lengai
頂上まで直登ですが、
噴火により頂上付近がかなり崩壊しているようです。
現在のルートは不明です。

登山装備

レンタルできる装備もありますが、やはり愛用しているものを持参したほうがいいでしょう。
レンタル登山用品は、クオリティ低いです。

  • 登山ブーツ : 履きなれたものがいいです。
  • バックパック : 日帰り登山なので、デイパックで十分です。レインコート、行動食、水、防寒着が入れば十分です。
  • バックパックカバー : 山の天気は変わりやすいので、必要になります。
  • レインスーツ : どんな登山でもレインスーツだけは必須アイテムです。
  • ジャケット : 防風、防寒機能を備えたもの。頂上付近は結構寒いですよ。
  • インナー : 頂上付近は結構寒いです。
  • ズボン : 乾きやすく、動きやすいもの。
  • ヘッドランプ : 夜中出発なので必須です。
  • 行動食 : 各自、用意してください。
  • 水筒 : ペットボトルでも十分です。途中に水場はありません。
  • 手袋 : 軍手でも大丈夫です。
  • トイレットペーパー : 念のため。
  • カメラ : 忘れると一生後悔します。

後は、各自思いついたもの、いつも装備しているものを持ってきてください。