メルー山 4566m
キリマンジャロから西におよそ50キロの位置にそびえるタンザニア第2の高峰メルー。
アフリカ大陸では5番目の標高の高さを誇ります。
その昔、噴火の大爆発により頂上部と東側のクレーターの縁が吹き飛ばされ、現在の三日月型
のような外形になったと言われています。
爆発の前はキリマンジャロよりも高かったとさえ言われます。
クレーター中央にはアッシュコーンと呼ばれるメルーの火口があり(外観は富士山のようです)、このアッシュコーンを囲むような形で現在のメルー山は聳え立ちます。
メルー登山
あまりにも有名なキリマンジャロの影に隠れ、マイナーなメルー山。
ですが、山としての魅力はキリマンジャロに勝るものがあると思います。
頂上から見るキリマンジャロも、それだけのために登る価値があるほどの絶景です。
是非、一度挑戦していただきたいお勧めの山です。
キリマンジャロとは違い、観光客、登山客も少なく、とても快適に登山ができます。
アルーシャナショナルパーク内に位置するため、登山ゲートに着くまでにたくさんの動物を見ることができます。
歩き始めてからも、横をキリンが歩いていったり、向こうの方にバッファローの群れがいたりと、
登山初日はウォーキングサファリのようになります。
ヒョウがでることもあるため、ライフルを装備したレンジャー兼ガイドが同行します。
登山者が2~3人の場合、通常、レンジャー兼ガイドとポーター兼サブガイドの二人が付きますが、人数が増えればポーターも増えます。
食事は用意してくれるので、自分で用意するのは行動食くらいでしょうか。
レンジャー兼ガイドの一人だけ付けて、ポーター無しの食事無しでも登山できます。
その場合は、少し安くなると思います。
キリマンジャロより低いとはいえ、4566m もあります。
高山病を常に意識し、ゆっくり自分のペースを守って上ることが大切です。
水分をたくさん取ることも忘れずに。
登山ルート
メルー山の登山ルートは基本的にひとつです。
アルーシャナショナルパークのある東側からの登山になります。
2泊3日で登る場合、ミリアカンバハット、サドルハットで1泊づつし、最終日には登頂後、一気に下山します。
3泊4日で登る場合は、下山時にどちらかのハットでもう1泊します。
最短で1泊2日で登ることも可能ですが、高山病を考慮に入れると、あまりおすすめできません。
登山装備
基本的に、キリマンジャロの場合と装備は同じです。夜はかなり寒いですよ。
レンタルできる装備もありますが、やはり愛用しているものを持参したほうがいいでしょう。
レンタル登山用品は、クオリティ低いです。
1.靴、バックパックなど
- 登山ブーツ : 履きなれたものがいいです。1日8時間以上歩く日もありますので、新品は避けてください。
- バックパック(40リッターくらい) : 食料はポーターが運ぶので、その他の装備が入るくらいの大きさの物。山小屋泊なのでテントはいらないが、シュラフ、シュラフカバーは必須。
- バックパックカバー : 必須アイテムです。
- サンダル : キャンプ地でサンダルがあると便利。寒いので、靴下のまま履けるタイプのサンダルで軽量のものがいいと思います。タンザニアまでの飛行機も長いので、機内でサンダルがあると快適です。
2.シュラフなど
- シュラフ : 冬用のダウンシュラフ。モンベルだったらダウンハガー#2以上のグレード。#1か#0をお勧めします。
- シュラフカバー : シュラフと併用します。
3.衣類
雨具 : ゴアテックスのレインコート上下。ミズノのベルグテックとか、モンベルのハイドロブリーズあたりでもオーケー。レンタルの雨具は、防水性のないただのウインドブレーカーだったりするので、雨具に関してはレンタルを考えないでください。
- ダウンジャケット : 軽量のインナーダウン。心配な人はちょっと厚手のダウンジャケットを用意。
- 防寒着 : フリース(ポーラーテック素材がベター)など。
- ジャケット : ウインドストッパー系の薄手で軽量のジャケット。ゴアテックスのレインコートでも代用できるでしょう。
- シャツ : 長袖2枚、半袖2枚くらいあれば足りるでしょう。速乾性のものを用意してください。
- ズボン : 登山用で速乾性のもの。行動用と、キャンプ地用の2枚。
- ダウンパンツ : キャンプ地で快適にすごしたい方はあったほうがいいかも。
- 靴下 : 登山用の靴下を3枚くらい。日数分でいいと思います。
- 手袋 : 厚手のが1セットと、薄手を1セット(軍手でも可)。
- 帽子 : 頂上付近は寒いので耳が隠れるニット帽タイプ。日差しも強いので日よけ用の帽子もあったほうがいいでしょう。
- スパッツ : 雨が降ると足元がかなりぬかるむので、泥除けとしてあったほうがいいかも。
4.小物
ヘッドランプ : 夜必要ですし、頂上アタックの日は夜中の出発です。予備の電池を1セット用意しておいたほうがいいでしょう。
- ストック : 行程が長いのでダブルストックをお勧めします。
- サングラス : 頂上付近の紫外線は強烈です。目薬もあったほうがいいかも。
- 日焼け止め : 晴れている日は使用したほうがいいです。
- カメラと予備バッテリー : 寒いとバッテリーが弱るのが早いので、予備バッテリーも忘れずに。
- トイレットペーパー : ポーターが用意していますが、自分用にひとつ持っていたほうが安心です。
- 行動食 : 日本から買っていった方がいいです。チョコレートとか、飴とか、自分がいつも山に持って行くものを用意すればいいと思います。
- ホッカイロ : 夜寒いのであったほうがいいかも。
- 水筒 : ハイドレーションシステムでも、ペットボトルでも。山小屋で補給できます。
- タオル、歯ブラシ : 汗を拭いたり、顔を洗ったり。
- 高山病の薬 : 各自の判断にまかせます。私は使用したことがありません。
後は、各自思いついたもの、いつも装備しているものを持ってきてください。