DAY 1 MOMELLA GATE (1500m) ⇒ MIRIAKAMBA HUT (2500m)
登山初日。
アルーシャナショナルパーク内に登山ゲートがあるため、この日はたくさんの動物に遭遇する。
ウォーキングサファリの様な体験ができます。
柵も檻もなく、キリンと同じ大地を踏んで歩くというのは、なかなかできる体験ではありません。
草食動物のキリンとはいえ、近づくと結構怖いですよ。
ヒョウがでることがあるため、ライフルを持ったレンジャーが登山に同行します。
メルー山東側からクレーター内にアプローチし、外輪山を反時計回りに登っていきます。
メルー山本体の手前にアッシュコーンが見えます。
途中からはメルーの原生林の中を進みます。
この日の行程は4~5時間程度です。
DAY 2 MIRIAKAMBA HUT (2500m) ⇒ SADDLE HUT(3500m)
登山2日目。
再び原生林を登り続けることおよそ5時間、森林限界に達し森から抜け出ます。
2日目の宿泊地、サドルハットの後ろに見えるのがメルー山のもうひとつのピーク、リトルメルー。
このサドルハットに荷物をおいて、リトルメルーピークまでピストンします。
リトルメルーからの眺め。
メルー山本体(通称、ビッグメルー)の全貌を見ることができます。
巨大クレーターの縁をたどって、メルーの頂上、ソーシャリストピークをめざします。
下の方にはサドルハットが見えます。
DAY 3 SADDLE HUT(3500m) ⇔ SOCIALIST PEAK(4566m)
3日目。
午前2時くらいにサドルハットを出発します。
頂上、ソーシャリストピーク(4566m)には、調度夜明け前くらいに到達します。
雲海の向こうに聳えるキリマンジャロの裾野から夜明けがやってきます。
頂上クレーターが大きすぎるキリマンジャロでは見ることのできない、360度の雲海と地平線、
そしてまるで地球を見下ろしているような感覚にとらわれます。
太陽が昇ってくると一気に気温があがって上昇気流が発生し、雲が登ってきます。
クレーターの縁からは雲が滝のようにクレーター内部に流れ込みます。
頂上からクレーターの内側を覗き込むと、アッシュコーン、登ってきたクレーターの縁、
そしてリトルメルーピークが見えます。
登りの時には暗くて見えなかった登山道も、下山時にはその姿を現します。
雲海の向こうにはキリマンジャロ。
上昇気流にのって雲がすごい勢いで吹き付けてきます。尾根(クレーターの縁)を歩いているので、
風が直撃です。
サドルハットまで降りたら休憩をとり、一気にモメラゲートまで下山します。
この日の行程は10時間以上。
頂上から登山口までの標高差およそ3000メートルを一気に下ります。
動物達に遭遇しはじめたら、ゴールまであと少し。