Day1 NALEMORU GATE (1990m) ⇒ SIMBA CAMP (2625m)
ロンガイルートはキリマンジャロ北面から登るルートだが、北側には管理事務所がないため、ひとまずマラングゲートの管理事務所に向かう。上の写真はマラングゲートに向かう途中から撮ったもの。ロンガイルートはこの真裏辺りになる。
マラングゲート。マラングルートから登る人たちの出発点だが、ロンガイルートから登る登山者にとっては5日後に下山してくるゴールとなる。
ここで入山手続きなどを行う。
マラングゲートで手続きが終わったら再びバスに乗り込みグルーーーっとキリマンジャロの北側に回り込む。最初の写真と左右のピークの位地が入れ替わったでしょう?北側に来ました。
さて、NALEMURU ROUTE (ナレモルルート)と書かれています。ロンガイルートじゃなかったっけ?
ロンガイフォレスト(森)にある、ナレモル村からスタートするルートなので、ナレモルルートとも言います。看板はナレモルルートですが、一般的にはロンガイルートと呼ばれることが多いです。また、ケニア側から登るのでケニアンルートと呼んだりもします。
キリマンジャロの北側は植林が盛んで、スタートして1時間ほどは植林の中を歩きます。
植林を抜けると最後に小さな集落があります。電気も水道もない集落ですが、売店でジュースや軽食が買えます。
原生林の中を登っていきます。わりとなだらかな登山道です。
原生林を抜けて1時間半くらい歩くと初日のキャンプ地、シンバキャンプに到着します。
歩程は4時間程度で、キリマンジャロ登山のウォーミングアップですね。
たくさん食べてゆっくり寝て、時差ボケをさっさと直します。
遠くに見えているのはマウェンジ峰です。
Day2 SIMBA CAMP (2625m) ⇒ KIKELEWA CAMP (3630m)
シンバキャンプの夜明け。キボ峰がオレンジに染まります。
キャンプ地の様子。
登山2日目。本日の前半戦はキボ峰に向かって真っすぐ登っていきます。ずーっと正面にでっかいキボ峰を見ながら歩きます。
左にはずっとマウェンジ峰が見えています。
このルートはカメレオンとの遭遇率も高いですよ!!でも必ず見られると約束できるものではありません。全員で全力で探さないとなかなか見つかりません。何しろカメレオンですからね(笑)
大分登ってきましたが、行けども行けどもキボ峰が近づいたような気はしません。キリマンジャロは広大なのです。
ファーストケイブ(溶岩でできた洞穴)で休憩中。お昼ご飯の予定のセカンドケイブキャンプまでここから20分。あとちょっと。
お昼ご飯を食べた後は、進行方向がキボ峰方面からマウェンジ峰方面に変わります。正面にマウェンジ峰を見ながら進んで行きます。
2日目のキャンプ地、キケレルワキャンプに到着しました。
キボ峰とマウェンジ峰の間くらいに位地し、両ピークともキレイに見えます。
Day3 KIKELEWA CAMP (3630m) ⇒ MAWENZI TARN CAMP (4310m)
キケレルワキャンプはこのロンガイルートにおいて最も朝日がキレイなキャンプ地です。地平線の向こうから太陽が上がってきます。
モルゲンロートでオレンジに染まるマウェンジ峰。
モルゲンロートでオレンジに染まるキボ峰とキャンプ地。
3日目登山スタート。本日はマウェンジ峰に向かって登っていきます。
雲が良い感じ、空がとても青くてきれいです。
右手にキボ峰を見ながら登っていきます。広大な景色です。
マウェンジ峰がかなり近づいてきました。後は手前の尾根を越えれば本日のキャンプ地が見えてきます。
マウェンジ峰の北側は爆裂火山で吹き飛んでいます。こんな大迫力なマウェンジ峰を見られるのもこのロンガイルートだけです。
マウェンジターンキャンプに到着。これからお昼ご飯です。
お昼ご飯を食べてちょっと休憩したら高所順応のためマウェンジ峰をさらに200m程登ります。
本日の最高点、4500mくらい。絶景です。
マウェンジターンキャンプまで下山します。
キャンプに戻るちょっと手前にある水場です。ジャイアントセネシオが生えている場所には水がわき出ています。
夕方はみんなでサッカー。
あまり熱くなって動きすぎると頭痛と吐き気に襲われるので注意!!しかし現地スタッフ達との良い交流の機会ですね。他のチームの人たちも混ざってきて大賑わいになることもあります。
もちろん、ゆっくりしたい人はゆっくりします。
Day4 MAWENZI TARN CAMP (4310m) ⇒ KIBO CAMP (4700m)
マウェンジターンキャンプの夜明け。日の出は尾根の向こうなのでなかなか日差しが入ってきません。
明け方は無風の時が多いので、この時間帯だけミラーレイクになります。
さぁ、登山4日目のスタート。マウェンジ峰を背にキボ峰へ向かいます。
ついに主峰、キボ峰を正面に突き進んでいきます。ここからキボハットまでは4時間ほどかかります。
歩けど歩けど近づいてこないキボハット(笑)。
この先に墜落したセスナ機の残骸が落ちています。
やっとのことでキボハットがすぐ目の前に。キボハットに近づくにつれ、地味に急になっていきます。
最終キャンプ地、キボハットに到着。ここでマラングルートからの登山者たちと合流します。もちろん、ロンガイルートから登ってきた我々はハット泊ではなくテント泊です。
マウェンジ峰が夕日に染まります。今朝あの麓にいたとは、、、たくさん歩いたなぁと実感します。
早めの夕食後、22:30まで仮眠をとります。
Day5 KIBO CAMP (4700m) ⇒ UHURU PEAK (5895m) ⇒ HOROMBO CAMP (3700m)
22:30起床、23:30頂上目指してキボハットから出発する。
キボハットからの登頂ルートは上に行けば行くほど急登になっていき、ギルマンズポイント手前は岩場だ。
夜明けはマウェンジの後ろから。もうすぐギルマンズポイント。
すっかり太陽が上がり、ギルマンズポイントからウフルピークに向かいます。
南側の氷河が見えてきました。その手前をバラフキャンプ側の登頂ルートで頂上を目指す登山者が蟻の行列の様にちっちゃく見えます。
氷河を左手に見ながら頂上のリムをウフルピークまでぐるっと回っていきます。遥か下には雲海が広がっています。
ウフルピークに登頂!!
これから長い下山です。
ギルマンズポイントまで戻り、そこからキボハットまで一気に下ります。
前半の岩場は慎重に、中盤のザレ場は一気に下っていきます。まるで富士山の須走です。
途中でギルマンズポイント方面を振り返ると、よくこんなとこ登ったなぁとしみじみ思います。
キボハットまで戻ったら、1時間ほど休憩して、お昼ご飯をたべて、それからさらにひとつ下のキャンプ地までさらに下ります。
ポーター達も頭に荷物を乗せてキボ峰をバックに下山中。
キリマンジャロならではの光景です。
南側からみたマウェンジ峰。大分形が変わりましたね。
下山のマラングルートにはジャイアントセネシオが群生しています。
夕方5時過ぎ、本日のキャンプ地、ホロンボが見えてきました。
長い長い1日でしたね。
Day6 HOROMBO CAMP (3700m) ⇒ MARANGU GATE (1860m)
キリマンジャロ登山最終日、全員集合で記念撮影。
前半はなだらか~に下っていきます。左手にはマウェンジ、右手には雲海が。
振り返るとホロンボハットとキボ峰がちょこっと。
プロテアがたくさん咲いています。
4時間ほど下ると樹林帯に入りマンダラはっとに到着。ここでお昼ご飯にします。
マンダラハットからは森の中をひたすら下りマラングゲートを目指します。
ホロンボから7時間半、ようやくマラングゲートに到着!!
下山届をして、登頂証明書を貰って、ビールとシャワー目指してバスに乗り込みます!!
お疲れ様でした!!