個人的な山行記録です。
久々のアルパインクライミングに行ってきました。
場所は谷川岳の一ノ倉沢。
ルートは衝立岩のダイレクトカンテ。
A2(人工登攀)のルートですね。
紅葉の季節なので、夜明け前からカメラをもった人たちが三脚を立てて
朝日に照らされる一ノ倉沢を待ち構えていました。
夜明け前、一ノ倉沢出合で装備をつけて出発。
いつもの道を黙々と歩きます。
テールリッジに取付いて少しすると朝日が出てきてモルゲンロートの一ノ倉沢、いつ見てもキレイだ。
下の写真の赤いラインが今回登攀したルートのダイレクトカンテ。
衝立岩の真ん中から直上して、右側の肩に抜けます。
取付き点から上を見上げる。1Pの終了点辺りからフィックスロープが垂れているが、ルート的には右のヤブに突っ込んでいってトラバースして、
そこから直上し、左にトラバースする、コの字型。
1Pはパートナーのササピーがリード。
2Pからは人口登攀。
私がリードします。
40mのピッチなのだが、ヌンチャクを盛大に使いすぎたため途中で足りなくなり、ピッチを切ったところ。
ピッチが切れるしっかりした支点があったので、ここで切る人が多いのだろうと思う。
しかしすごい壁だなぁ。
パートナーのササピーがフォローで上がってきます。
2ピッチ目前半の終了点まで上がってきたところ。
リードはササピーで、2P後半スタート。
ゆっくり確実に登っていきます。
2P後半の終了点について、上の大ハングを見上げた所。
ここから3P目、リードは私です。
3P途中から2P後半終了点にいるササピーを見下ろしたところ。
3P目をフォローで上がってくるササピー。
紅葉はそろそろ終わりころかな~、という感じ。白毛門がキレイに見えますね。白毛門に突き上げる沢がゼニイレ沢。
4Pは再びササピーがリード。
3P目終了点から右のカンテをA1で乗越して、右上に見える大きな木に向かってトラバースしながら登っていきます。
核心の3P目が終わって後は余裕かな~と思いきや、意外と辛い4P目だった。
大きな木でピッチを切って、後はササヤブを右上に突っ込んでいくと下降路の北陵にでます。
ササヤブを抜けたらドンピシャで北陵の懸垂支点。
ダイレクトカンテを登っているのは我々だけでしたが、南稜には3パーティーくらい取付いているのが見えました。
使用したナチュプロは、リンクカム2本と、キャメの小さいの2本、ナッツ1本、
それとピトン(ナイフブレード)2枚、これはセカンドが回収。
やばい支点は何か所かスリングを架け替えましたが、これもセカンドが回収。
久々のアルパインクライミングで、体はバキバキの筋肉痛になりました(笑)