2018年3月24日 沢登り「表丹沢 水無川水系 セドの沢左俣」

3月末くらいからGW明けくらいまで、まだ雪山にも行けるし、沢登りも行けるし、
雪山から下りてくると桜が咲いてたり、季節感がゴチャゴチャの季節ですね。
個人的な山行ですが、今シーズン初の沢登りに行ってきました。

セドの沢は塔ノ岳に突き上げる水無川本谷の支流で、塔ノ岳から東に延びる尾根上の新大日近くに続く沢です。
今回は30m大滝で有名な右俣ではなくて、まだ登っていない左俣の方に入りました。

● コースタイム
戸沢駐車場08:30 - 本谷F1  08:55 - 左俣大滝10m09:25 -
書策新道手前10m滝10:05 - 稜線(新大日)11:26 - 戸沢駐車場13:00

駐車場から30分足らずで本谷F1に到着。
この滝は左側(右岸)にクサリが張ってあります。
夏なら流線すぐ左を直登できますが、まだ濡れるには時期が早いので、
ここは大人しくクサリ沿いに登ります。
昨日は雨だったので水量は多めでした。

本谷F1を登るとすぐに本谷とセドの沢を分ける分岐です。
今回は右側セドの沢に入っていきます。

F1から30分くらい進むとセドの沢左俣の核心部分、10m大滝です。
流線のすぐ右側に取付きます。
水量が多いせいかいつもの事なのか知りませんが、どうやっても水をかぶりそうだったので、
レインジャケットを着てから登りました。
この時期に頭から水をかぶる事になるとは、、、。まぁ、好きで来てるんですけどね。
滝上部から落ち口にトラバースしようとしたのですが、かなりバランス系な感じで落ちたら嫌なので
直上してから落ち口よりもう少し上に出ました。
そこに支点があったのでセオリー通りのライン取りといった感じでしょうか。
ロープをセットして仲間のビレイをします。

10m大滝を登りきり、また30分ほどすると10m位の滝があります。
この滝は流線からちょびっと離れて右壁(左岸)から取付きます。
難しくはないけれど、岩に土や枯葉が積もってるのですべらないように注意です。

そしてここから先の稜線までのツメが結構大変でした。
雪です。
最近ポカポカしてたので雪はほとんど溶けているだろうと期待していたのですが、
一昨日雪が降ったこともあり、かなり雪が深かった。
沢筋は雪が多すぎたので、途中から左岸の尾根にのり、そこから尾根をつたって新大日まで上がりました。
いやぁ~、沢靴で雪山は滑りますね(笑)
足先冷たいし、手の指も凍るかと思いました。
ピッケルがあるとよかったですね。

稜線にでるとすっかり雪山!!
雪はほとんど無いだろう、などと甘い期待は完全に裏切られましたが、
これはこれでなかなか楽しめました。
下山は戸沢から遡下降する予定でしたが、
雪が深すぎるので登山道から行者岳手前の登山道から駐車場まで下りることにしました。

下山すると下界は桜の季節です。
満開ですね~。
沢、雪、桜と、この時期ならではの季節感ゴチャゴチャな1日でした。