日光白根山 西面3ルンゼ 2023/2/5

2023年2月5日(日)、参加者2名と一緒に日光白根山を西面3ルンゼから登ってきました。
西面3ルンゼはゴンドラの駅から白根山を見上げると真正面に見える谷間のルートで、頂上直下で3方向に分岐している一番左側が3ルンゼです。

ゴンドラの営業開始とともにゴンドラに乗ってスタートしました。
以前登った東稜とは違い真正面なのでアプローチも短く、登山道から外れる分岐地点まで1時間もかからずといった感じでした。
東稜だと帰路のロープウェイの営業時間にいつもギリギリでしたが、今回は頂上まで最短ルートなのでおそらく余裕を持って下山できるだろうと期待。

森をぬけると一気に視界がひらけて広い谷間に入っていきます。
どこからでも登っていけますが、向かって左寄りの壁沿いに進みました。
ワカンを持ってきていましたが、時々足が埋まるものの、そこそこ締まっていてワカンを履かずにすみました。

先行パーティーが一組前方に見えました。
後ろにも1パーティーいたので、この日は我々含めて3パーティーがこのルートに入っていたようです。

なかなか左側の壁が迫力あって良いですよ。
岩がゴロゴロしている辺りは雪の下に空洞が多く時折足が沈みます。
ここら辺から3ルンゼに向かって幅が狭くなってきます。

3ルンゼの入り口に入り一気に谷が狭まります。
この日は気温が高かったのと、前に1パーティーいたせいか、1分に1回は落石が降ってくる感じで大変でした。

ところどころアイスになっている部分もありますが、歩きやすいラインを選んで登ります。





別段難しいところはありませんが、ところどころアイスになっていたりして油断はしないように注意して進みます。
雪が無くて浮石がたくさんある部分もあるし、落石が多いのも納得でした。

一番最後の部分だけ、傾斜がきつかったので念のため2ピッチロープをだしました。
アルパインの初心者を連れてくるにはちょうど良いルートだが、初心者だけだとちょっと恐いかもしれない、そんなルートだと思います。ビレイは支点を作るちょうど良い岩がほとんどないのがこのルートを少し難しくさせる要因かと思いますが、フリーで上がれる登攀力のあるメンバーならあっとゆう間に登頂できてしまうでしょう。

頂上でお昼ご飯を食べて、北西稜から下山します。



北西稜は3ルンゼのすぐ隣の尾根で、登山道から上の写真の尾根が見えたら登山道を外れてそっちに下りていきます。

上の方のリッジぽくなっている部分を過ぎると平凡な尾根と化しますが、樹林帯に入るとおそろしく雪が深くて腰まで沈みました。ワカンを履いてもおそらく沈むので、シリセードで滑って下りたら意外と快適に登山道にぶつかりました。地形図をみれば北西稜が最短ルートですが、登山道から下りた方が早く下りれます。
とりあえず時間には余裕をもってロープウェイまで戻ることができました。

もうすこし詳しい様子を知りたい人は以下の動画を参考にしてください。

https://www.youtube.com/watch?v=UgW_E3GGPtA