タンザニアの状況 2020/6/24

こんにちは、
キリマンジャロガイドの米田浩貴です。
日本では外出規制も緩和されてきて、ちらほら登山に行ってきました的なSNS投稿が見られるようになってきましたね。
私も3月中旬に行った阿弥陀岳北稜を最後に山に出かけていません。
こんなに長いこと山に行かないのは初めてです。
今週末コンディションが良かったらちょっと谷川連峰方面に出かけてみようかと思っていますが、今のところ天気予報は微妙な感じですね。

さて、本題です。
キリマンジャロってどうなっているのでしょうか?
タンザニアのCOVID-19の感染状況は実は未知数です。
5月8日あたりを最後に感染者数のデータが公開されなくなりました。
下のグラフを見てみるとよく分かりますね。



実際、タンザニアの人たちに聞いてみると、近所で感染者が出たとか話を聞くので、実際は感染者が増えているのは確かです。
日本では落ち着いてきている感じですが、世界で見たらまだまだ拡大しています。
中国から始まり、アジア、欧米諸国と広がって、今は南米で深刻な拡大を見せています。そして最後はアフリカだと言われています。
そんな中、タンザニアの大統領は経済を全く止めずに封鎖的な対策は一切無しで、世界からは異端の対応などと言われているようでした。

タンザニアの入出国状況ですが、空港閉鎖は解除され、入国時の14日間の隔離処置も無くなったそうです。現在は空港で検温をやっているだけということで、これにさえひっかからなければ問題なく入国できるそうです。
ただ、やはり空の便が不安定らしく、タンザニアからのフライトは現地旅行社によると、出発当日の朝に航空会社の事務所に電話して、飛ぶか飛ばないかを確認してからチケットを発券していると言っていました。ちなみに現在飛んでいるのはカタール航空とエチオピア航空です。
こんな状況では日本からの登山ツアーなんて成立しないでしょう。

キリマンジャロ登山やサファリツアーのベースとなるアルーシャとモシの町には大小たくさんの旅行社があるわけですが、その大半が廃業するだろうと思われます。キリマンジャロ登山客の大半は欧米人ですし、サファリもそうでしょう。
ホテル関係も深刻なようです。
欧米や日本からの登山ツアーがキリマンジャロに行けるころには、現地の受け入れ態勢が危ぶまれますね。

というわけで、
私が企画するキリマンジャロ登山ツアーは残念ながら今年度いっぱいはお休みさせていただきますね。
早ければ来年2月、感染拡大状況によってはさらに後ろにずらすかもしれません。正直、現地のガイドやポーター達も仕事がなくて大変だと思うので、早くたくさんのお客さんを連れて行ってあげたい。。。
私が利用している現地旅行社も生き残れるのかどうか、、、
そしてタンザニアの治安が悪くならなければいいが。

現地状況に関してはまたアップデートしますね。
今日はこれくらいで、see you nest time.