2012年4月1日

キリマンジャロ登山 レモショルート ギャラリー

Day 1 LEMOSHO GATE (2385m) ⇒ BIG TREE CAMP (2780m)


モシ市街、ホテルの屋上からみたキリマンジャロ。
曇っていることが多いモシ、キリマンジャロの全景が見える確率は50%と言ったところでしょうか。夕方か、明け方がチャンスです。


モシ市街から出てレモショルートのある西側へ回り込んでいきます。
途中でシマウマの群れに遭遇。こんな事があるのもレモショルートならでは。でもいつも遭遇するとは限りません。

レモショルートまでの道のりは街からおよそ3時間、オフロードをガタゴトとゆられながら向かいます。

レモショルートには管理事務所がないため、その隣のロンドロッシゲートの管理事務所にて入山手続き等を行います。この日は登山者が多くとても賑やかでした。


ロンドロッシゲートの裏でよく見かけるブラック&ホワイトコロブスモンキー。
尾長ざるの一種です。

ロンドロッシゲートで手続きが済んだら、そこからバスで30~40分のレモショスターティングポイントへ。いよいよキリマンジャロ登山開始です。

熱帯雨林のジャングルの中を進みます。登山道は整備されていて歩きやすいです。

色々な植物が。これはファイヤーボールリリー。

後半はわりとなだらかな登山道が続きます。


初日のキャンプ地まであと少し。

ビッグトゥリーキャンプ2780mに到着。

出発地点からはおよそ3時間の行程。
登山初日なのでウォーミングアップで体を慣らして時差ボケを抜きます。

Day 2 BIG TREE CAMP(2780m) ⇒ SHIRA2 CAMP (3900m)


ビッグトゥリーキャンプを出発して1時間半ほど樹林帯歩きが続きます。
とちゅう、とろろ昆布みたいな“さるおがせ”が木の枝からたくさんぶら下がっている森を通過。不思議な景色。


樹林帯を抜けると一気に周りの風景が広がります。アップダウンを繰り返してトラバース、そこからシーラプラトーまで登る尾根に乗ります。ここからはしばらく登りが続きます。


長い登りを登りきるとシーラプラトーが広がりその向こうにキボ峰が見えてきます。


シーラリッジの端っこを回り込みシーラプラトーに下りたところ。3800mの高地とは思えない風景ですね。
ヘリポートが完成していました。


午後1時半ころ、シーラ1キャンプに到着。ここでまとまった休憩をとり、お昼ご飯とします。

シーラ1を出発するとすぐに小さな川を渡ります。またいで渡る事のできる細い川ですが、以前大雨で反乱して渡れなくなったこともあります。


シーラ1キャンプからシーラ2キャンプへおよそ3時間半。標高差は大したことないのでなだらかな道が続きますが、距離はあります。


シーラ2キャンプに到着。遠くに今日越えてきたシーラリッジが見えます。

Day 3 SHIRA2 CAMP(3900m) ⇒ BARRANCO CAMP(3960m)


シーラ2キャンプの夜明け。遠くにメルー山が見えています。

キリマンジャロ登山3日目がスタート。背後にはメルー山とシーラリッジ。

この日は高所順応で4640mのラーバタワーまで登り、3960mのバランコキャンプまで下ります。

メルー山は4566m、アフリカ大陸で5番目に高い山です。キリマンジャロの影に隠れてあまり知られていませんが、とても良い山です。

真正面にはキボ峰。


遠くに今日の最高点、ラーバタワーが見えてきました。

標高も4500mを越えてきて植物はほとんど見当たらなくなりました。


ラーバタワー4640m。本日の最高地点です。ここでお昼ご飯にします。


ラーバタワーからの下り。裏側はこんな風になっています。


バランコキャンプまでの道のりを半分くらい下るとジャイアントセネシオやロベリアなど、キリマンジャロならではの巨大植物がたくさん出てきます。

バランコキャンプのちょっと手前、ジャイアントセネシオが群生しています。


バランコキャンプに到着。このルートでは最もロケーションの良いキャンプ地のひとつです。大迫力のキボ峰がすぐそこに!!


ちょっと離れたところからバランコキャンプの全景。
谷の中なので日が暮れるのが早いです。

Day 4 BARRANCO CAMP(3960m) ⇒ KARANGA CAMP(4035m)

朝焼けのバランコバレー。


登山4日目。この日はキボ峰の南側を西から東へトラバースしていきます。次のキャンプ地までの標高差は100mくらいしか上がりませんがなかなか険しいアップダウンがあります。

キャンプ地を出てすぐにとりつくバランコウォール。朝一にとりつく壁なので通称ブレックファストウォールとも言います。


手を使わないと登れないところが何か所かあります。難しくはないですが落ちたら大変なので慎重に。


バランコウォールの核心部分を抜けて少し傾斜が緩くなったところ。

振り返ると昨日ラーバタワーから下りてきた谷が眼下に広がります。

バランコウォールの乗越まであと少し。


バランコウォールを越えるとしばらく下りが続きます。

本日のキャンプ地、カランガキャンプが谷の向こうの尾根に見えてきました。キャンプは見えていますが、この谷が結構深く、またその後の登り返しも急登なのでまだもう少し時間がかかります。


午後1時頃にカランガキャンプに到着。この日の午後はのんびりキャンプ地で過ごして高所に体を慣らし、疲れをとります。なにしろ明日の夜、頂上に向けて出発です。

Day 5 KARANGA CAMP(4035m) ⇒ BARAFU CAMP(4640m)


カランガキャンプの夜明け。モルゲンロート、キボ峰がオレンジに染まります。


最終キャンプ地に向けて出発。出だしから急登です。

左側にキボ峰を見ながら登っていきます。


もう植物は全く見当たりません。


正面に見えている尾根上にバラフキャンプがあります。

尾根手前までなだらかな道が続きます。


最終キャンプ地、バラフキャンプに到着。尾根の向こうにはマウェンジ峰が見えています。

バラフキャンプのバラフとは氷の意味。頂上の氷河がちらりと見えています。


キボ峰のシルエット。これから22:30まで仮眠を取ります。

Day 6 BARAFU CAMP(4640m) ⇒ UHURU PEAK(5895m) ⇒ MWEKA CAMP(3080m)


22:30起床。23時にダイニングテントに集合して軽くお茶。23:30に頂上目指して出発です。

登り続ける事6時間、ようやく地平線が赤くなってきました。

夜明け、頂上手前の氷河がオレンジ色に染まります。

頂上まであと少し。

みんなそろって登頂!!



これから長い長い下りです。正面にはマウェンジ。
ステラポイントまで戻ってきました。


頂上からバラフキャンプまでの道のり。半分くらい下りたところ。こんなところを登っていたんだなぁ、と振り返ります。


正面の尾根上にバラフキャンプが見えてきました。


お昼前にはバラフキャンプに到着。1時間程休憩、お昼ご飯を食べてから更に下のムウェカキャンプまで下山します。

Day 7  MWEKA CAMP(3080m) ⇒ MWEKA GATE(1630m)


最終日、ムウェカキャンプ。現地スタッフ達と記念撮影。

キボ峰がもうあんなに遠くに。昨日、あの上から下りてきたとは・・・。良く歩きました。


途中にある倒木の根。

標高が低くなるにつれて周りの木の背が高くなってきました。ゴールまであと少し。
ムウェカゲートが見えてきました。


ムウェカゲートに到着。お疲れ様でした。
さぁ、街に戻ってビールとシャワー!!