2018/8/11-12 湯檜曽川本谷遡行⇒ナルミズ沢東黒沢下降 沢登り

個人的な山行記録です。
とにかく下山が長いと悪名高い湯檜曽川本谷とナルミズ沢。
どちらも美しい銘渓ながら下山が長くてだるいなぁ~、と保留にしていました。
しかし地形図を眺めていると、あれ?これ、くっつければいいんじゃないか?と閃いた。
湯檜曽川本谷、ナルミズ沢、どちらも馬蹄形縦走ルートの朝日岳近くに突き上げる沢なので下山ルートは同じだ。
湯檜曽川本谷から登って、ナルミズ沢を下降すれば長い長い登山道での下山が無くなり、
2本の銘渓を1度で楽しむことができる周回ルートになるではないか。
しかもナルミズ沢の後に東黒沢もあるので1度で3度おいしい。名案だ!!
と、閃いてから2年、やっとこの計画を実行することができた。

今回のメンバーは私を含めて3人。
いつもザイルを繋いでいる石ちゃんと、やたら高巻がうまいコウちゃん。
コウちゃんに高巻うまいよねぇ~、と言うと、いやいや、逃げるのがうまいだけですよ、と言うが、
実は登攀力もなかなかのものだと私は知っている。

沢登りの詳細は、100聞は1見にしかず、とも言うので
下の動画と写真をご覧いただければと思います。

動画や写真に写っていないことだけ、ここに記録しておきます。
① 天気は晴れでしたが、2日前に大雨警報がでていたため水量が多く、数カ所滝の登攀に苦戦しました。
② 馬蹄形の一番奥の清水峠の近くの二俣でビバークしました。ビバーク地は意外と狭く、3人で調度でした。
③ ビバークポイントちょっと手前で大きなクマ2匹とばったり鉢合わせました。運よくむこうが逃げてくれたのでセーフ。
④ 特に朝日岳に思い入れも無いので、左俣からジャンクションピークに直接ツメ上げました。
⑤ ナルミズ沢は時短のため、メジャーな右俣ではなく左俣から下降しました。
⑥ ウツボキ沢の枝沢から東黒沢へのコルへ抜けるポイントで、ミスコース、1本手前の枝沢をツメてしまい、
トラバースしてルート修正、コルに出ましたが、おそらく1時間弱くらい時間をロスしました。

以上、興味のある人は一番したの動画をお楽しみください!!

癒やしのナメ滝は、水量が多くてヒョングってます。


ナメ滝上部はヒョングってて流線直上は無理。


腰の深さ。水は澄んでいてキレイ。


陽が入ると黄金色の淵。


釜は足がつかない深さ、壁は細かいカチホールドのみでスタンスは無し(フリクション頼み)、指先が痛かった。


大滝。水量多し、どこから登れと?


右岸巻き。


水量多いので滝をくぐって右岸へトラバースではなく左岸直上。


水しぶきがきもちよい。


焚火で焼き鳥、ベーコン、ニンニク、しいたけのホイル焼きなどつまみに。


意外に辛い小滝。


ジャンクションピークからナルミズへのコルを見下ろしたところ。登山道はササヤブにうまってます。


ナルミズ沢左俣上部を下降中。岩が白くてとてもキレイです。


ナルミズ沢下降中。


ナルミズ沢下降中。