2018/7/20 メルー登山3日目

メルー登山3日目、
サミットプッシュ(頂上アタック)からの、一気に下山する長い一日です。

リトルメルー登頂の後、夕食をとり早めの就寝、そして23時に起床。
準備をし、23時半、食堂小屋にてお茶と軽食をいただく。
7月20日、00時10分、メルーの頂上を目指して出発です。

メルーの稜線歩きに入る前にライノポイント(3800m)という小高い丘まで1時間ほど
つづら折りのルートを行きます。特に急な所はありません。歩きやすい登山道です。
01時30分、ライノポイントに到着。
標識の上にはサイ(ライノ)の骨が乗ってます。少し休憩をとります。
風は少しあるものの、気にするほどではありません。

ライノポイントを過ぎると頂上までの稜線に入ります。
両側が切り立った部分も多いのですが、真っ暗なので周りは良く見えません。
少しの間下りの岩稜帯でクサリ場が続きます。
クサリ場を下りきるとコルの部分にでて、そこからは頂上までひたすら登りです。
標高が上がると気温も少しずつ下がってきます。
4000mを超えると空気の薄さも実感してくるころです。

午前6時20分ころ、空が明るくなってきて、雲海の向こうにはキリマンジャロがキレイに見えてきます。
昨日登ったリトルメルーも下の方に見えています。
頂上まではあと少しです。

最後の岩稜帯を登りきり、
06時51分、
メルーの頂上4565mに到着。
以前、メルーの頂上はソーシャリストピークという名前で呼ばれていました。
しかし現在タンザニアは社会主義国家ではないため、その名前は取りやめになったようで、
Socialist peak の標識は無くなっていました。
キリマンジャロとは違い狭く切り立った場所にあるピークで、360度見渡す限りの雲海です。
雲海に延びる稜線も迫力あります。

我々以外誰もいない頂上を満喫し、
07時15分、下山開始。
登りの時は真っ暗だったので、景色を楽しみながら下山します。
振り返ればメルーの頂上を抱える断崖絶壁と、そのすぐ下にはアッシュコーン(富士山型のクレーター)が大迫力です。

稜線を下りきり、ライノポイントまでクサリ場の登り返しが少しあります。
10時15分、
ライノポイントまで戻ってきました。
メルーの全景が最も美しく見えるポイントですね。しばらく絶景を楽しみます。

サドルハットまで戻り、昼食をとります。
少し休憩ののち、さらに1000m下のミリアカンバハットまで下山します。
16時ころ、ミリアカンバハットに到着。
そこからは迎えに上がってきたランクルに乗ってゲートまで一気に下山します。

17時過ぎ、登山ゲートまで戻ってきました。
無事に全員登頂し、下山完了です。

詳しくは動画をご覧ください。