妙義山、星穴岳、2021/6/12

2年ぶりに妙義の星穴岳に行ってきました。
要所要所にあったフィックスロープは全部撤去されてすっきりしていました。
星穴岳の頂上看板がかわいい感じに新しくなっていましたよ!!


石門群がある方面は崩落してて通行止めなので、今回は中之嶽神社からスタートします。

キンピカの大黒天スタチュー。
目立つよね。
ヒンズー教の破壊と創造の神であるシヴァ神と、七福神の大黒天って同一なんですよ(笑) 知ってました??
シヴァ神は別名マハーカーラ(意味は偉大なる黒)。つまり、これが中国に伝わって漢字で書くと「大黒」となる。そしてヴィジュアル的にも丸くなって日本に伝わってきました~、大陸を渡ってくる間にかなりイメチェンしましたね(笑)

そして朝の最大の核心部である階段。朝一の急登は息が上がります。

稜線に出てからは3mくらいの壁が2、3か所あります。
初心者がいるならお助けロープ出してあげた方がいいですよ。

最初の懸垂ポイントの支点です。
50mロープだと下まで届かなくて急斜面を歩いて下りることになります。
ロープ2本つなげるといいと思います。

とか言いつつ面倒なので50mロープ1本で懸垂下降しました。そして下まで届かないので最後の数メートルの急斜面は歩いて下りました。


そしてこれが新しくなった星穴岳の頂上看板。
枯れた木に挟まっているだけなので、台風が来たら吹っ飛んでしまいそうですね。こんなかわいい看板を設置してくれた人、ありがとうございます。

星穴岳から懸垂して細いリッジに戻ります。

さらにそのリッジから懸垂して1段下のテラスまで下ります。

そうそう、ここがこのルートの名物の空中懸垂。眺め最高ですね~。
これをしにここに来ると言っても過言ではない。

そしてテラスから更に40mの懸垂下降、その支点がこれ。
なんかごちゃごちゃしてますよね。
新しいスリングが最近2本くらい追加されたような感じでした。
以前は木にかかっている残地スリングにロープをかけて懸垂しましたが、その残地スリングは使ったら死ねそうな感じに劣化していたので、おとなしく壁にあるハンガーボルトの支点を利用させていただきます。

最後の懸垂下降です。
ロープ投げるとろくなことがないので、ロープは背負って繰り出しながら下りていきます。

そして懸垂のあとは「うおぉぉぉぉ!!」と言いながらロープを抜きます。これがなかなかに重くて、本日一番の重労働。

そして星穴岳の真下あたりにある穴、結び穴、だったかな。。。ここに立ち寄ってから下山です。
踏みあとをたどっていくと下山できます。ちょうどキンピカの大黒天のところまで戻れますよ。

というわけで、星穴岳でした。