2018年2月 キナバル登山ツアー レポート③ 「登山後編」

深夜1時起床。
2度寝。
深夜1時半起床。
外の気温は8℃、、、、お、いつもより暖かいぞ。
服は少な目で大丈夫そうだ。
準備万端にして、2時、出発前の軽食をいただく。
今回私はペンダント小屋だったので、初めてのペンダント小屋の軽食。
食パン、、、、、以上。
ガーン、食パンのみ!?
ラバンラタだとチャーハンとか焼きそばとかサラダとか、、、。
ラバンラタ小屋の4人がうらやましい。
食パンを甘いコーヒーで流し込み、2時半。
そろそろラバンラタの4人が上がってくる頃。

2時50分、ラバンラタの4人と合流して頂上に向けて出発!!
視界の開けたところだとヘッドランプの光が点々と上へ上へと続いています。
やはり去年とくらべて気温が高く、登り始めてすぐにじんわりと汗が出てきました。
防寒着は減らして、手は薄手のグローブのみで充分でした。
ペンダント小屋から30~40分くらいで樹林帯は完全に終わり、岩稜帯へと入っていきます。

4時40分、チェックポイントのサヤサヤ小屋。
国立公園事務所でもらったIDカードを見せて通過します。
ここにはトイレもあります。

ここから先はずーっと1枚岩の上を登っていく感じになります。
空がじんわりと明るくなってくる頃、あんなに上の方に見えていたサウスピークを横目に通り過ぎます。

サウスピークを通り過ぎると正面左手にセントジョーンズピーク、そして正面少し右に最高峰のロウズピーク4095mが見えてきます。
ロウズピークに向けてヘッドランプの点々が続いています。頂上に到着しているランプの光も見えますね。

振り返るとシルエットのサウスピーク。そして雲海が広がります。

ここまでくれば頂上まであと一息。
ロウズピークの最後の急登を残すのみです。
頂上まではフィックスロープが張られているので、ロープ沿いに登ってもいいし、
登りやすいところから登ってもOKです。

午前7時10分、ロウズピーク4095m に全員で登頂。
タイミング的にすぐ後ろから上がってくる登山者がいなかったので、
集合写真はもちろん、1人ずつ写真を撮ったり、後ろから急かされることもなく
頂上のひと時を堪能できました。

セントジョーンズピークの前でも集合写真。
一番左は現地ガイドのイヒン。

登ってくるときは暗かったので、頂上からの下山の時に景色の全貌が明らかになります。
広~い1枚岩が広がり、下界の熱帯雨林のジャングルを見下ろしながら下っていきます。
サウスピークもよくパンフレットの表紙に使われるだけあってカッコいいですね。
おぉ~、こんなところを歩いてたんだね~、なんて話しながら下っていきます。

サヤサヤ小屋まで戻ってきました。
このころにはお腹もグーグー、ラバンラタ小屋では朝食が用意されています。

09:35、ペンダント小屋まで戻ってきました。
ラバンラタ小屋泊の4人は先にラバンラタまで下りてもらって、ペンダント小屋泊の2人は
ペンダント小屋で荷物のパッキングをして荷物は全部もってラバンラタまで下ります。
遅めの朝食はみんなそろってラバンラタ小屋です。
ここから登山口までは6km、およそ4時間かかるので、しっかり食べてエネルギーを充填します。

ラバンラタ小屋を10:50 に出発し、ティンポホンゲート(登山口)に到着したのは15:20でした。
頂上目指して出発したのが2時50分だったので、12時間半の行程でした。お疲れ様です。

登山ゲートからキナバル国立公園事務所に戻り、公園内のレストランで遅めの昼食。
登頂証明書をいただき、預け荷物を回収して、お世話になった現地ガイドにチップを渡し、
キナバル国立公園を後にします。

空港からキナバルに向かう時は夜だったので全く見えなかったキナバル山の全景が、
帰り道からはキレイに見えます。おぉ~、さっきまであそこの上にいたんだね~、と。
永遠に思えた長ーい下りも、終わってしまうとあっという間。
頂上では天気もよく景色が最高で、気温も寒すぎず、良い仲間にも恵まれて、
とても楽しく充実したキナバル登山となりました。

観光編につづく。